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テストの結果だけで子どもの勉強を判断してはいけない

2021.11.21 TCCの特徴

もう何年も前ですが、こんなことがありました。

中学生Aさんが学校の定期テストで5計300点とりました。

これは本井の予想より良い結果でした。

Aさんの現在のやる気と能力を考えると決して悪くない結果です。

よくがんばったね、と言ってあげたいくらいでした。

ただ親御さんの印象は「思ったより低い、なんでこんな点数なの?」でした。

なので親御さんはAさんにとにかく勉強させようとします。

Aさんはひとまず机に座りはするものの時間が経過している割に効率が上がりません。

結果、次のテストも似たような結果でした。

すると親御さんは「なんでまたこんな結果?もっと勉強しないと!」となるんですね。

あとは想像していただければわかると思いますが、悪循環です。

この悪循環のきっかけは「テストの結果だけで判断したこと」です。

子どもには元々の能力、得手不得手、その時のやる気、勉強量・やり方、メンタル面の成長、などいろいろ複雑に絡まってテストなどの結果がでます。

それをテストの結果だけで「なんでこんなに低いの?」と判断するのは危険なケースもあるということ。

ぼくから見ればAさんがその時点で350点以上とるのは非常に困難な状態でしたが、親御さんは最低でもそのくらいの結果を想像していたようです。

子どもの結果以外の部分にフォーカスしていかないと、子どもの現状と親のイメージが乖離してお互い苦しいだけの悪循環になります。

それ以上伸びしろはないよ、諦めましょう、と言っているのではありません。

その時その時の子どもの状態や過程をできるだけ把握して接したり、声かけしたりした方がいい、ということです。

子ども、特に中学生などはメンタル面がちょっと成長しただけでグンと伸びたりするのはよくあることです。

なにかのきっかけでやる気が変わり始めることもよくあります。

ただ、そういうことは個人差が激しいので、子どもの状態や過程をずっと見続けていくことが重要だと思います。

だからこそ、TCCクラブでは親御さんと面談やLINEや電話などでいろいろ情報交換をやります。

特に受験生はそうですね。

そうやって子どもの状態、過程をできるだけ把握して接したり、声かけしていきたいと思っています。