わり算をみた瞬間に九九を唱え始める子
2020.10.16
TCCの特徴
入会してばかりの子にわり算の問題を与えたところ、問題を見た瞬間に「ろくいちがろく、ろくにじゅうに・・・」と九九を唱え始めました。
ところが72÷6の問題になると、「あれ?9かな~?」
そう、その子は「わり算=九九」という認識が強いようです。
その子はもしかするとこんなやりとりで教わったのかもしれません。
「15÷3は?」
「3の段を言ってごらん!」
「さんいちがさん・・・さんごじゅうご」
「ほら、15になった!だから5だね。」
「そっか、わり算は九九を言っていけばいいんだ!」
これでは機械的にわり算をするようになりますね。
確かに「教える方は楽」ですし、「目の前の問題は解ける」かもしれませんが、わり算を理解したと言えるでしょうか?
恐らく、なぜわり算で九九をやっているのか?も分からないと思います。
目の前の問題をできるようにするためだけであれば、「九九を言ってごらん」でいいかもしれませんが、もう少し長い目で見て教えていきたいと思っています。
それがTCCクラブの考え方です。