勉強で大切な3つのこと
園児、小学生、中高生問わず、勉強で大切なのは次の3点です。
3つに通ずるのは「その子をよく見ること」ですね。
①勉強を継続するための声かけ、環境
②わからないところを教えてくれる人の存在
③ペースメイク
◆①勉強を継続するための声かけ、環境◆
勉強は継続することが大切ですが、放っておいてはなかなか継続できません。
大半の子は周囲の大人(家族、学校の先生、塾の先生など)の声かけが不可欠でしょう。
また、勉強できる環境(家、塾の教室など)も不可欠でしょう。
子どもはみんな個性も違いますので、声かけも環境も正解はありません。
その子にあった環境、声かけをいつも考えてあげることが大切だと思います。
そのためにも「その子をよく見る」ことが重要ですので、少なくともTCCでは1人1人の習熟度、性格、気持ち、などを「よく見る」ことを心掛けています。
そのうえで「その子がちょっとがんばればできるレベル」の声かけを意識しています。
普段まったく運動もしないAくんに「3km走ろう」と言ってもあまり意味がないでしょう。
毎日5km走っているBさんに「3km走ろう」と言ってもあまり意味がないでしょう。
例えばAくんなら「まず1km走ろう、あるいは500m走ろう」
Bさんなら「8km走ろう」くらいでしょうか(笑)
「ちょっとがんばればできるレベル」の声かけを意識するといいかもしれません。
そのためにも我々周囲の大人が「その子をよく見る」ことが最も大切だと思います。
◆②わからないところを教えてくれる人の存在◆
わからないところを教科書や参考書を読んで理解できればそれに越したことはありませんが、すべてを自分で理解するのはなかなか難しいでしょう。
わからないところは学校の先生、親、兄弟姉妹、塾の先生などに教わることも大切です。
特に算数・数学・英語などは教わらないと理解できないところが多い教科でしょう。
でも、みんなが自ら質問できるわけではありません。
むしろ質問しないタイプの子の方が多いでしょう。
だからこそTCCでは「ヒントプレート」「先生が採点」というやり方をしてきました。
ヒントプレートを立てるだけで「質問したいよ」という意思表示になりますので、これなら誰でもできます。
また、こちらで採点することで、その子が理解できていないポイント、間違い方、などを把握できますので、本人から質問がなくてもこちらから声をかけて教えることが可能です。
LINE生もオンラインで答案の写真を送ってもらう際に「自力で解けなかったところは△」「教えてほしいところは?」というマークをつけるやり方にしています。
教室生もLINE生も「できるだけその子の理解度を把握できるやり方」にこだわっています。
◆③ペースメイク◆
家庭学習のみで伸ばす場合、これが意外と難しいでしょう。わからないところを教えてあげることよりも、ペースメイクの方が難しいかもしれません。
いまどのレベルを勉強するといいのか?どのような問題、教材がいいのか?どのようなペースで進めるといいのか?先取りした方がいいのか?復習はどうしようか?
これらのことを考えながらペースメイクしていく必要がありますので、慣れていないと迷うことも多いですよね。
さらに子どもはその時によってモチベーションも、理解度も変わりますので、いつも「その子をよく見て、把握して」ペースメイクしてあげるのが理想的です。
このペースメイクこそいろいろな子を見てきた塾などの経験が生きる部分かもしれません。